プーと社畜になった僕〜映画「プーと大人になった僕」感想 [映画]
プーと大人になった僕を見て来ました。
字幕いらないくらいわかりやすい英語。というかあの韻を踏むような台詞回しは楽しい!
この映画を観て、ロンドンに旅行した時の事を思い出した。
当時スマホなんてなく、地図が頼り。
ちょっと隅によって地図を確認しようとした時、先を急ぐような早足のビジネスマンが立ち止まって(正確にいうと足踏みして)「どこに行きたいんだ?」と聞いて来た。
いや、こっちは急がないから誰か暇そうな人に聞けるんだけど…というのにもかかわらず、手早く道を教えてくれて走り去って行った。
こういうことが何回かあって、ああ、イギリスの人は「忙しい」と「親切にする」は一緒にしない人たちなんだと思った。
この映画でもそうだ。ユアン・マクレガー演じるクリストファー・ロビンは、時間ぎりぎりの瀬戸際にもかかわらず、お馬鹿なちっちゃい脳みそのくまを見捨てない。
(この場合の馬鹿はsillyであってstupidじゃない)
そしてヒースの咲き乱れる丘で、二人並んで周りを見渡す、何もしない贅沢な時間に癒される。
何もない時間のおかげで、心の奥底にしまい込んだ小さな夢とか希望とか、愛情を手に入れたクリストファーは、ぬいぐるみたちだけでなく、子供や部下にもヒーローになってくれるって、プーさんはさいしょからわかってたんだよね。
これは大人が(ちょっと疲れちゃった大人が)みるといい映画でした。
2018-10-04 14:40
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